コミュニティワーカーは、地域援助(=コミュニティワーク)を実践する担当者という意味から、コミュニティワーカーと呼ばれています。都道府県や市区町村単位の社会福祉協議会に在職するソーシャルワーカーが、コミュニティワーカーとして活動しているケースが多いです。地域援助とは、昔からある「となり近所の助け合い」を現代社会に照らし合わせて、福祉との関係から定義づけしたものです。ですから、コミュニティワーカーは、地域単位のきめ細かい福祉サービスの実現をめざします。例えば、地域住民から介護ボランティアを募ったり、地域の中に育児支援のサークルをつくったり、共働きの家庭が増え、少子高齢化が進む現代の地域社会のなかで、住民同士がいかにお互いの足りないところを補いあって、安心して暮らせる環境をつくっていくか、という課題に基づいて、その解決のために考え、行動しています。地域社会における人間関係が希薄になった世の中で、コミュニティワーカーは今後さらに活躍が期待される職種になっていくでしょう。
社会福祉協議会、老人福祉施設、児童福祉施設など。
社会福祉協議会が全国規模でコミュニティワークの活動実績を築いていますので、ここに就職することがコミュニティワーカーになる近道です。このほか、地域福祉のネットワークづくりに力を入れている社会福祉施設やNPO法人(特定非営利活動法人)などもありますので、そうしたところに就職してコミュニティワーカーになる方法もあります。
コミュニティワーカーになるための必須の資格はありません。しかし、実際にはソーシャルワーカーと同じく福祉系の学科で学んだ大学・短大・専門学校の卒業生が優先的に採用されています。もちろん福祉関係の資格も取得しておくに越したことはありません。したがって、コミュニティワーカーをめざすのであれば、やはり福祉系の大学・短大・専門学校に通うのが一番です。※ソーシャルワーカーのページも参照してください。
社会福祉士(国)/社会福祉主事(任)/児童指導員(任)
※(国)国家資格、(任)任用資格
全国社会福祉協議会/都道府県・指定都市社会福祉協議会/
コミュニティネットワーク協会
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