認定こども園は、従来の幼稚園と保育所のそれぞれの良さ・長所を併せ持つ保育と幼児教育の総合施設です。認定こども園は、保育所と違って保護者の就労の条件などがなく、誰でも0歳児から子供を入園させることができるので、先に子供の保護先を確保したうえで就職が探せるなど親にとって大きなメリットがあります。実際に、保育所に子供を預けることができないから就労できない、働けないから生活が苦しく子供が増やせない、という悪循環に陥っているケースも多いため、この制度の新設によって少しでも少子化に歯止めがかかることが期待されています。
近年の傾向として、共働き家庭の増加で保育所の需要が高まっているのに対し、少子化の影響で幼稚園の需要は減る一方でした。定員オーバーで入所したくてもできない保育所と定員が埋まらない幼稚園。認定こども園の制度は、このように社会環境の変化によって生まれた歪みを是正するためにも有効といわれています。
認定こども園の類型には次の4つのパターンがあります。
1)幼保連携型(幼稚園と保育所が連携して運営)
2)幼稚園型(幼稚園が保育所の機能を拡充させて運営)
3)保育所型(保育所が幼稚園の機能を拡充させて運営)
4)地方裁量型(幼稚園でも保育所でもない施設が地域の要請によって運営)
文部科学省・厚生労働省(幼保連携推進室)
総務省法令データ
(就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律)
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