ユニバーサルデザイン(=Universal+Design)の意味は、年齢、性別、能力、文化、そして身体の状況などの違いに関係なく、誰もが同じように使うことができるモノのスタイルのこと。ここでいう「モノ」の定義は、身の回りにある小物類から、住宅や公共施設、街のつくりや交通機関など、人が普通に社会生活を送るうえで利用するすべてのもの(製品)となっています。
よく似た概念にバリアフリーがあります。ユニバーサルデザインとバリアフリーの違いは、ユニバーサルデザインがバリアのない社会をつくるという発想に基づいているのに対し、バリアフリーはバリア(障壁)がある社会を前提としてその対処方法を考える点です。したがって、世の中のモノがすべてユニバーサルデザインで統一されれば、バリアフリーの概念は無用になります。ただ、完全にユニバーサルデザインで統一された社会をつくることは困難です。できるものはユニバーサルデザインで、無理なものはバリアフリーというのが現実的な考え方でしょう。
○ユニバーサルデザインの7原則
※ノースカロライナ州立大学デザイン学部・ユニバーサルデザインセンターの定義
(当サイトにて意訳)
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