手話通訳士は、発声や聴力に障がいのある人と健常者の会話を手話の技術を用いて通訳します。手話通訳士の資格は、厚生労働大臣公認の公的資格で、有資格者以外の人が手話通訳士を名乗って業務をおこなってはならない名称独占資格となっています。なお、資格の認定(試験)は、厚生労働省から指定を受けた社会福祉法人聴力障害者情報文化センターが実施しています。
手話通訳士の資格試験を受験します。受験年度に満20歳以上になる人なら誰でも受験できますが、下記に示す通り合格率の低い難関試験といえ、試験に合格するためには、ある程度の通訳経験がないと難しいかも知れません。受験までにボランティアや学校の手話サークルで実践経験を積んでおくことが望ましいでしょう。
*学科試験(1日目)
障害者福祉の基礎知識/聴覚障害者に関する基礎知識/手話通訳のあり方/国語
※四肢択一式の設問のみで各科目20問、計80問出題
*実技試験(2日目)
聞取り通訳(音声を手話で表現)/読取り通訳(手話を音声で表現)
※各2問出題
9月下旬〜10月上旬の2日間(土・日)
(2012年度)合格率11.1%/合格者数105人/受験者数948人
(2011年度)合格率19.8%/合格者数182人/受験者数920人
(2010年度)合格率21.3%/合格者数184人/受験者数863人
(2009年度)合格率33.4%/合格者数311人/受験者数932人
(2008年度)合格率33.1%/合格者数297 人/受験者数897人
(2007年度)合格率25.6%/合格者数246人/受験者数961人
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