ピアカウンセリング(Peer Counseling)は、障がいを持つ仲間(Peer)同士でのカウンセ
リングのことです。障がいを持つ者のことは障がいを持つ者が一番よく理解できるという概念から、このピアカウンセリングはスタートしました。したがって、ピアカウンセラーを務めるために大学で心理学を専攻して心理士の資格を取る、というような学問的なアプローチは必要ありません。ピアカウンセリングにおいては、自分自身の経験・体験が最も大切なカウンセリングの資源になるからです。
ピアカウンセリングの基本は、カウンセラーは同じ悩みを共有する仲間として相談に乗り、一緒に解決策を考えて、最終的には、相談者自身が自分の力で問題を解決できるように導いてあげることです。なお、ピアカウンセリングは、その気になれば誰でもおこなうことができますが、カウンセリングの基礎知識や行政サービスの情報収集力などを身につけるため、各地の自立生活支援センターなどで開催されているピアカウンセラーの養成講座を学ぶことが望ましいでしょう。
ピアカウンセリングは、障がいを持つ者同士のカウンセリングとして生まれましたが、最近は障がいだけに限らず、不妊や不登校など多様な事柄について、同じ悩み・経験を持つ者同士のカウンセリングに発展し、行政機関が福祉事業の一環として取り上げるケースも出てきました。興味のある方は、居住地の福祉事務所に問い合わせてみてください。
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