スヌーズレン(snoezelen)は、重度の知的障がいを持つ人たちとの関わりの理念として、オランダの知的障害者施設「ハルテンベルグセンター」で誕生し、今日まで発展してきました。ハルテンベルグセンターで開発されたスヌーズレンの器具や部屋は、障がいのハンディを持つ人が、視覚や聴覚などへの刺激を感じ取り、楽しんだり、リラックスできる環境を提供します。
スヌーズレンは、誕生から20数年を経て世界各地に広まり、さらに認知症の高齢者や精神障がいを持つ人たちに対するケアの手段としても応用されるようになりました。日本でも、この理念に基づいたスペースを設ける障害者施設や老人福祉施設が増えてきています。
スヌーズレンの空間では、介護者は障がいのハンディを持つ人と感性や感情を共有し、介護者としてではなく対等な友達として向き合います。スヌーズレンの活動を通して、介護者は、ハンディを持つ人たちと互いに受容し合い共感することを実感できるようになります。
ケアワーカー/知的障害者福祉司/精神科ソーシャルワーカー/
作業療法士/言語聴覚士/
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