在宅介護とは、その言葉の通り、要支援または要介護者が自宅で生活しながら、各種の介護サービスを受けることです。日常生活において最低限のことができる軽度の要介護状態の場合や、身近にいる家族などが身の回りの世話をおこなえる場合は在宅介護の選択になることが多いです。ほかにもグループホームやケアハウスなど、施設でありながら自宅(正式な用語としては自宅ではなく居宅という)の扱いとなるものもあり、それらの施設での介護サービスも、在宅介護の範囲に含まれます。
在宅介護においては、家族の負担が重くなる問題があります。ただし、在宅介護といっても、いつも自宅で介護サービスを受けなければならないわけではありません。福祉施設でのデイサービスやショートステイが利用可能なので、積極的に施設を活用することで家族の負担を軽減しましょう。また、在宅介護のために自宅をリフォームする場合には、介護保険から費用の補助があります。宅内をバリアフリーにすることでも、要介護者本人はもちろん、家族の負担も減らすことができます。
なお、在宅介護とセットになるのが訪問介護(予防訪問介護)や訪問看護(予防訪問看護)です。利用者の要介護度や心身の状態によって、生活援助だけで用が足りることもあれば、看護師や保健師が同行しての対応が必要なこともあります。どのようにして在宅介護を進めていけばいいかわからない場合は、全国各地にある在宅介護支援センターに相談してみるとよいでしょう(下記リンクの全国地域包括・在宅介護支援センター協議会のホームページで最寄りのセンターが探せます)。
ケアマネージャー/ホームヘルパー/ケアワーカー/看護師/保健師/
福祉住環境コーディネーター
◎スポンサードリンクー