介護福祉士は、1987年に法制化された「社会福祉士及び介護福祉士法」に基づく国家資格で、要介護の高齢者や身体障害者、精神障害者の人たちを介護するうえでの優れた知識と技術を習得した者として、高い評価を得ることができる資格です。また、介護福祉士の資格は名称独占の資格であるため、この資格を持たない者が介護福祉士と名乗って仕事をすることは禁じられています。
※法の改正により、2015(平成27)年度入学以降は介護福祉士養成校卒業者にも国家試験が課されることになりました。履修時間を増やすことなども併せて決まり、介護福祉士の国家資格取得が現在より難しくなることは間違いありません。また、国家試験に不合格でも准介護福祉士の資格取得者を名乗れる制度もスタートする予定です。
【筆記試験】人間の尊厳と自立、介護の基本/人間関係とコミュニケーション、コミュニケーション技術/社会の理解/生活支援技術/介護過程/発達と老化の理解/認知症の理解/障害の理解/こころとからだのしくみ/総合問題/計10科目(五肢択一方式/120問/210分)
【実技試験】介護等に関する専門的技能(5分程度)
※実技試験は筆記試験合格者のみ受験できます。
※介護福祉士養成施設等が開催する「介護技術講習」を修了することで実技試験が免除される制度があります(詳しくはこちらを覧ください)。
筆記試験/1月下旬 実技試験/3月上旬
(2013年度)合格率64.6%/合格者数99,689人/受験者数154,390人
(2012年度)合格率64.4%/合格者数87,797人/受験者数136,375人
(2011年度)合格率63.9%/合格者数88,190人/受験者数137,961人
(2010年度)合格率48.3%/合格者数74,432人/受験者数154,223人
(2009年度)合格率50.2%/合格者数77,251人/受験者数153,811人
(2008年度)合格率52.0%/合格者数67,933人/受験者数130,830人
厚生労働省(介護福祉士試験案内)
厚生労働省(第24回介護福祉士国家試験合格発表について)
総務省法令データ(社会福祉士及び介護福祉士法-第三章)
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