介護福祉士(ケアワーカー)は、高齢や障がいなどのため、日常生活を送るうえで不自由のある人を援助する仕事(例えば入浴や食事のお世話など)をしています。資格との関係でいうと、介護福祉士と呼ぶ場合は国家資格である同名の資格取得者だけを指す(名称独占の仕事)のに対し、ケアワーカーと呼ぶときには、資格に関係なく前述の仕事内容を受け持つ担当者すべてを指して問題ありません。施設によってはホームヘルパーの資格取得者がケアワーカーと名乗って働いていることもあります。また、医療機関におけるケアワーカーは、医療の知識を持つスタッフとしてメディカルケアワーカー(看護助手)と呼ばれます。メディカルケアワーカーも、高齢化が進む現代社会で需要の増加が見込まれる職種のひとつといわれています。
介護施設、老人保健施設、病院など。
介護福祉士、あるいはホームヘルパーの資格を取るのが近道です。そして、お年寄りや障害者の人たちの役に立ちたいという信念を持っていることが大切です。介護は体力のいる仕事ですから、日頃から体力づくりに努めておくことも必要でしょう。また、公立の施設への就職をめざすなら、ケースワーカーなどと同様、まず公務員試験に合格することが必須条件となります。なお、メディカルケアワーカーの仕事に就くには、同名の検定資格を取得するのが近道になります。
福祉系の学科がある大学・短大・専門学校で学びます。厚生労働省から介護福祉士養成施設の認定を受けた学科であれば、介護実習も豊富にあり、所定の必要科目の単位を修得することで、卒業時に無試験で介護福祉士の資格を取得することができます(※)。また、正式なカリキュラムでなくても、ホームヘルパーなどの資格講座を開講している学校が多数ありますので、こうした講座を利用してホームヘルパーの資格を取得しておけば、就職の際に役に立つでしょう。
※法の改正により、平成27年度以降は介護福祉士養成校卒業者にも国家試験が課されることになっています。
介護福祉士(国)/社会福祉士(国)/ホームヘルパー(公)
/メディカルケアワーカー(民)
※(国)国家資格、(公)公的資格、(民)民間資格
◎スポンサードリンクー